≪ 良いものが売れている ≫ と
≪ 売れているから良いもの ≫ は大きく違う。
字にしてみたら
さらに違うと感じる。
これだけ価値観が違う人間で
溢れているのに
人の多くは流される
時に
自分の感性ではなく
誰かの感性で
書き換えられてしまう。
大多数と少数
常に
自分の価値観と
他者の価値観のすり合わせが必要になる。
しかも
他者の価値観など
自分の想像の範囲でしかない。
絶対的な価値観など
この世にはないと思っている。
漫画 『 寄生獣 』 でミギーが言っていた
“ お互いに理解しあえるのは
ほとんど 「 点 」 なんだよ
同じ構造の脳をもつはずの
人間どうしでさえ
例えば魂を交換できたとしたら
それぞれが想像を絶する世界が
見え聴こえするはずだ “
ミギーと THE BLUE HEARTS が
筆者の人生の教科書だ。
少し話を戻すと
例え
流され
大多数に飲み込まれ
他者の価値観にすり寄る
それが駄目だとは言わない。
ただ
≪ 売れているから良いもの ≫ と
≪ 良いものが売れている ≫ を
見極める自分なりの価値観は
口に出さずとも持っておくべきだと強く思う。
当サイトのトピックスにて
1,000万枚の衝撃。エミネムからドレイクまで、ダイヤモンドを掴んだラッパーの系譜
詳細は記事を参照して頂きたいが
まさしく売れに売れ切った頂点である。
今回
先に断っておくが
≪ 売れた ≫ に対しての
嫉妬や妬みうらみつらみではなく
冒頭から繰り返している
≪ 売れているから良いもの ≫
ではなく
≪ 良いものが売れている ≫ という
価値・称号
≪ 評価 ≫ という話だ。
もちろん
振り返れば
≪ 売れているから良いもの ≫ に
転じる事はあると思う。
だが
我々は知っている
売れた枚数で
ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドと
認定されるのではなく
マイクの数で ≪ 評価 ≫ される
あの仕組みを
1988年に創刊された
雑誌 『 The Source 』

HIPHOP に興味を持った方なら
一度は耳にするであろう
ヒップホップ専門メディアのパイオニア。
時代の流れから
我々が知っている紙媒体では
かつてのような毎月の発売はなくなり
2014 年以降は
年に 1 〜 2 回程度の発行ペースとなり
直近では 2024 年末や 2025 年にかけて
アーティストを特集した特別号が
デジタルと併せてリリースされている。
その雑誌内で
発売間近のアルバムを 5 段階で
評価して
その 5 段階評価を
5 本のマイクで表していた。

そして
その ≪ 評価 ≫ の影響力は
90 年代は絶大で
売れた枚数だけではなく
発売前の
5 本マイクの ≪ 評価 ≫ が
アーティストにとっても名誉なことであった。
これまでに
5 本マイクの名誉に選ばれたのが
≪ 評価 ≫ として絶大な支持の
終焉を向かえる
2010 年頃までで 45 枚
ちなみに
そのうちの 18 枚は
あとから 5 本に訂正したものを含んでの枚数だ。
ダイヤモンド 認定に比べれば
劣るかもしれないが
≪ 評価 ≫ で満点をとるのが
いかに難しいかは想像して頂きたい。
アーティストには名誉となり
リスナーには指針となる
この 5 本マイクの評価。
そして
ここでも大事なのが
≪ 5 本マイクだから良いよね ≫ で
完結してもいけない。
例え選出されていても
何でこれが?な一枚もある。
それが
自分の趣味趣向・経験等で形成された
価値観というもの
何度も言うが
それは
心の中に持ち続けるベキだ。
そして
心に持ち続けるなら
もう一つ忘れてはいけない
評価・名誉・認定を得たものへの
反骨魂と天邪鬼な価値観も
最後に
筆者の趣味趣向・経験に
独断と偏見と反骨魂に天邪鬼な
価値観をプラスした
5 本マイクを獲得した
名誉あるアルバムから
え?なんでこれも?な作品をピックアップ。

Brand Nubian
『 One For All 』( 1990 年 )
HIPHOP 好きに
Grand Puba と Sadat X が
嫌いな人はいない。
その通りだと思う。
だが 5 本か?と言われると
個人的には首を横に振るだろう。
シングルカットされている曲が
これまた個人的にハマらなかった。

De La Soul
『 De La Soul Is Dead 』( 1991 年 )
人生で
De La Soul と 蒼井そら には
感謝しかしていない。
でもこのアルバムは
暗かった印象しかない。
なんか曲以外のもの多くない?っと
思っていたが
“ A Roller Skating Jam Named “Saturdays” ”
とか
“ Ring Ring Ring ” は今でも大好きだ。

The Notorious B.I.G.
『 Ready To Die 』( 1994 年 )
筆者は行く先々で
Biggie 好きでしょ? っと
聞かれてきたが
これまた好きではない。
正直
聞かなず嫌いだ。
でも
舌足らずなフロウで
レーベルが Bad Boy で
発売時にどーんと平積みされて
めちゃくちゃ鳴り物入りなデビューが
嫌いだ。
アルバム未聴なので
ただの言いがかりレベルで選出。

2 Pac
『 Me Against The World 』( 1995 年 )
上記の Biggie と
共通するのだが
なんか家に CD があったら
恥ずかしいと思っていた。
その名前が一人歩きするくらいの
絶大なカリスマ感は認めるが
だからこそ手を出さなかった。
振り返れば
天邪鬼全盛なお年頃だった。
断っておくが
上記のアルバム達は
この記事の為に
聞き直したりしていない為
今思い出せる当時の心境で
選出した。
そして
5 本マイク認定の 45 枚
全てを聴いてきた訳でもなく
もしかしたら
今また聴いたら
新しい発見や好きな曲が見つかるのかもしれない。
これは
筆者だけではなく
読者の方も同じで
今だからこそという機会はある。
年齢を重ねた今だからこそ
最新しか聴いてこなかった今だからこそ
これから HIPHOP を聴きたい今だからこそ
ネットで調べれば
直ぐに教えてくれる今だからこそ
HIPHOP クラシックと言わる指針を
聴く機会の 『 案とヒント 』 として。
余談ではあるが
本当に当時 CD を買う基準として
名前が知れすぎている方を
意識的に排除していた。
Biggie と Kanye West は
CD でもレコードでも持っていない
こじらせっぷりを追記しておこう。