使い古された言葉ではあるが 『時代は巡る・歴史は繰り返される』 らしい
筆者の知るグラビアアイドル達がこぞってサウナに行っている。
むしろ、サウナに行っておけば間違いがないと思っている。
当然グラビアアイドルがサウナで汗をかく姿は美しい。サウナハットも似合っている。
なにも問題は無い。
ただ、筆者の知るサウナは人生が「整う」事はない連中のたまり場だった。
むしろ、「整う」事を拒否した連中が最後に向かう楽園と言っても過言ではないだろう。
筆者が10代後半から30代前半の頃のサウナのイメージは
全方位に入れ墨を背負った方が多数居て
その場に行くだけでちょっとした勇気を振り絞る必要があり
体に入れ墨の無い者がそこに行くことで称賛を浴びてもおかしくない時代だった。
その後公共の場から入れ墨を背負った方を排除する時代が幕開けした。
安易な浄化でサウナのイメージが変わり「整う」という言葉を生み出す現代になった。
上記はあくまで筆者が過ごしてきた背景だ。
別にここで公共の場での入れ墨だ、タトゥー等の権利・主張を述べたいわけでなく
当時は「整わないサウナ」の時代があり、今は「整うサウナ」の時代があると言う事だ。
そしてそれは
あの頃よりサウナというものがよりポピュラーに、一般的にまで浸透しているということ
そしてそんな「時代は巡る・歴史は繰り返される」ものは今までも数多くあった。
ただ、筆者が残念でならない「時代は巡る・歴史は繰り返される」がまだ来ない現象がある。
【 Kris Kross 】 が生み出した
前後逆に服を着る彼らのファッションスタイルだ
急な話だ。甚だ分かっているつもりだが急に Kris Kross について語る機会など
今はそう簡単に存在しない気がするし必要も無いのだろう。
ましてや本人たちも封印しておきたい過去なのかもしれない。
ただ、あれは、あの事象は確かに存在し
私個人としては 「時代は巡る・歴史は繰り返される」 べき事柄だと思っている。
90年初頭に 1’st アルバムがバカ売れし
以降それを超える事が出来なかった幼馴染の 2MC で構成される Kris Kross
容易に情報が手に入る時代 Kris Kross の細かい説明はここでは省くが、
筆者が言う 前後逆に服を着る彼らのファッションスタイル は
この 1’st アルバム周辺で披露されており
アルバム 『Totally Krossed Out』 のジャケットでもしっかりと確認が出来る。
もちろんバカ売れした代表曲の “ JUMP ” 、2’nd シングルの ” Warm It Up ” の MV 等でも
遺憾なく発揮されているので己の目玉と心で確認して頂きたい。
唯一無二を誇示するのが HIPHOP として HIPHOP たるべきならば
そのファッションスタイルは孤高の存在として語られるべきだとここに刻み込んでおく。
選ばれているアイテムやシルエットは巡ってきた時代に寄り添っているかと思うので
前後逆に着こなすことも一つの 『 案とヒント 』 として。
個人的には少し後にリリースされた
Redman の “ Funkorama ” の PV を見て Oakley のゴーグルを頭に着用して街中を歩いていた事を追記しておこう