テレビが大好きでしょうがない
昨今そんなセリフを聞く機会は皆無となり
逆にテレビ離れと言われて数十年
さらにテレビのコンプラ問題やら、観てもつまらないとかで
今の若い子にテレビが必要がなくなった
我々の世代の情報源はテレビが絶大的な勢力を誇示していたし
当然ネットも SNS もない時代
テレビ以外はラジオか書籍から情報を得るしかなかった。
今の中学生男子には想像も出来ないだろうが
筆者が中学生の時
高校生への階段を上る為の
手元の武器は
テレビと Boon と HOT-DOG PRESS だけだった


だが
ある条件・状況を満たした者だけが手に入れられる
最強のカードある
兄・姉の存在だ
もちろん
兄・姉ならなんでも良い訳では無い
それなりの条件をクリアしたうえでの話だ
筆者は一人っ子だがなに不自由なく育ててもらった
だが
兄・姉を持つ同級生はレベルが違う。
まず小学生の時点で
家に 週刊少年ジャンプ があるのだ
しかも
2,3年分が積み重なって乱雑に置いてある
要は
筆者が初めて触れた 週刊少年ジャンプ を
その同級生は既に2,3年前には手に入れて生活をしていたのだ。
この2,3年の経験値は大きな差だ
さらに
決まって同級生は言うのだ
「 それ兄貴のだから触んないでね 」
そうやって 週刊少年ジャンプ の存在を知り
また次世代に 週刊少年ジャンプ が受け継がれていく。
そして
中学生になって
【 それなりの兄・姉 】 を持つ同級生は
週刊少年ジャンプ を超えた刺激を教えてくれる。
先ほども言ったように
中学時代の筆者の武器は
テレビと Boon と HOT-DOG PRESS だった
当時筆者が夢中になったテレビ番組の一つで
( 1985 年 ~ 1996 年 日本テレビ系列 )というのがある。
コンプラもハラスメントにも寛大な当時
ざっと筆者が小学生から高校生ぐらいまで放送されていた番組
テレビっ子として全盛期の頃だったと思う。
その番組内であった企画に
“ 高校生制服対抗ダンス甲子園 ” というのがあった

中学2年ぐらいの筆者が
HIPHOP の片鱗に触れたきっかけだったと記憶している
実際は本物の高校生はほぼいなかったらしいが
中学生当時の筆者は純粋に全員が高校生だと信じており
中学から高校に行くとこんなにも世界が変わるのかと
胸を躍らせたのを覚えている。
筆者がただただテレビからの情報に溺れていると
【 それなりの兄・姉 】 を持つ同級生はやはり上をいっていた。
“ 高校生制服対抗ダンス甲子園 ” で使われている
ダンス音源のCDを持ってくるのだ。
当然 【 それなりの兄・姉 】 の私物だ。
もはや後光が差していた。
しかも CD ってなんだ。
当時アルバム CD の開け方すら分からなかった。
筆者は一人っ子だがなに不自由なく育ててもらった。
しかし我が家に CD プレイヤーは無かった。
父が使っていたカセットのラジカセがまだまだバリバリに稼働していた。
そして
我が家初の CD プレイヤーがやってくる
【 それなりの兄・姉 】を持つ同級生から
おさがりで貰ったCD ウォークマンに
スピーカーをつなげた質素なものだった。
スピーカーのみ自分で買ったのだが
どこの馬の骨か分からないような会社のもので
音量を上げるとすぐに音割れをする
ほぼほぼイヤホンが大きくなったようなものだった。
筆者は一人っ子だがなに不自由なく育ててもらった。
この言葉に嘘は無い
だが時代の波には疎かった。
ましてや人生を彩る家電のような物には更に疎かった。
そして
CD プレイヤーを手に入れた筆者が
初めて購入したアルバムとシングル CD を
暫くは鬼の如くリピートしていた。
そこに来て
【 それなりの兄・姉 】を持つ同級生は
先にも書いた通りテレビで流れているダンスミュージックを持ってきた。
“ 高校生制服対抗ダンス甲子園 ” と言えば思いつく
C+C Music Factory “ GONNA MAKE YOU SWEAT ( Everybody Dance Now ) ” や
WildCherry “ PLAY THAT FUNKY MUSIC “ は即行だった。
個人的には
VANILLA ICE “ ICE ICE BABY ” が収録されたアルバム 「 TO THE EXTREME 」を
借りた覚えがある。
確か “ ICE ICE BABY ” もダンス甲子園で出会った気がする。
この辺りはなんらかの形で皆様の耳にも入る機会があった曲だと思う。
また数年を経て意識を持って
HIPHOP を漁りだした頃に
HEAVY D & THE BOYZ “ NOW THAT WE FOUND LOVE “ に再会した時には
踊れる巨漢っぷりの HEAVY D にも驚いたし
プロデュースが TEDDY RILEY だったりと
中学時代とはまた違った感触で出会えた事にも感動した。
っと、
ここまで筆者の基盤を作り
世界を広げてくれたのを振り返っても
テレビと 【 それなりの兄・姉 】 を持つ同級生の偉大さが
お分かり頂けたと思う。
あと少しテレビから覚えた HIPHOP の話がしたいので
次回へ続く







