メルセデス・ベンツが、富裕層の中でも選りすぐりのコレクターに向けた最高峰のサブブランド「Mythos(ミトス)」の次なる一手を示唆した。
今回、ティーザー画像が公開されたのは、現行の「CLEクーペ」をベースにしたと思われるニューモデルだ。
マイバッハをも凌ぐ希少性と芸術性を追求するこのシリーズが、ついにクーペの領域へと踏み出す。標準モデルとは一線を画す、その圧倒的なオーラと野心的な戦略を読み解く。
「Mythos」シリーズ第2弾:CLEをベースにした特別な意匠
今回公開された画像からは、CLEクーペの流麗なシルエットをベースにしながらも、独自のカスタマイズが施されている様子が伺える。
Mythos(ミトス)は、SLをベースにしたスピードスター『コンセプト・メルセデス・マイバッハ・SL・モノグラム』の系譜に続くシリーズだ。単なる装飾の変更に留まらず、ボディパネルの再設計や、専用のインテリア素材を採用することで、ベース車両とは全く異なる「個体」としての価値を付与するのがこのブランドの流儀である。

マイバッハを超えろ。メルセデスが描く「超ラグジュアリー」の構想
メルセデスは現在、販売台数を追うのではなく「1台あたりの利益率」を高める戦略へと舵を切っている。その頂点に君臨するのがMythosだ。
すでにラグジュアリーの代名詞である「マイバッハ」がある中で、Mythosはさらにその上、フェラーリやアストンマーティンの限定モデルに匹敵する「コレクターズ・アイテム」としての地位を狙う。生産台数は極めて少数に限定され、ブランドへの深い忠誠心を持つ顧客のみに案内される特別な存在となるだろう。

パフォーマンスと芸術の融合――何が我々を魅了するのか
パワートレインの詳細こそ明かされていないが、AMGの名を冠する以上、V8ツインターボや最新のハイブリッドシステムが搭載される可能性が高い。
しかし、このモデルの真価はスペック表の数字にはない。職人の手作業による仕上げや、歴史的なメルセデスのアイコンを現代的に再解釈したディテールにこそ、数千万、あるいは億単位の価値が宿るのだ。自動車を移動手段ではなく、「走る芸術品」として定義し直す試みがここにある。

Review
メルセデスAMG CLEベースのMythosは、同社がいかに「ブランドの神格化」を加速させているかを物語る象徴的なモデルだ。かつての伝説的なモデルを彷彿とさせるエレガンスと、最新のF1由来のテクノロジーが融合したこの1台は、自動車業界における真のラグジュアリーとは何かを再定義することになる。正式発表の日は近いが、実車を目にすることさえ叶わない「神話」の世界の話になるのかもしれない。
引用元:https://mercedes-benz-media.co.uk/releases/1672
https://www.caranddriver.com/news/a70161754/mercedes-amg-cle-coupe-mythos-teaser/







