アメリカン・ラグジュアリーの頂点、キャデラックが「最強のセダン」にさらなる限定モデルを投下した。2026年型CT5-V Blackwingに設定された**「Deep Ocean Package」**。これは単なる仕様変更ではない。所有者のステータスを決定づける、極めて排他的な選択肢である。
キャデラック最強セダンに200台限定の「Deep Ocean Package」が登場
このパッケージは、「唯一無二の希少性」を渇望するファンにとっての終着点だ。
最大の注目点は、電気自動車(EV)「リリック」の専用色であった「ディープオーシャン・メタリック」を、ガソリン車のVシリーズとして初めて採用した点にある。深海を彷彿とさせるダークブルーの輝きは、最高出力668馬力を叩き出すモンスターマシンの凶暴さを、知的な気品で包み込んでいる。
価格は約400万円増。圧倒的なパッケージの内訳
限定パッケージの価格は、標準モデルに**27,085ドル(約400万円)**を上乗せする。
この強気な価格設定の理由は、外装色だけに留まらない贅を尽くした装備内容にある。
・カーボンファイバー・パッケージ1&2:空力性能と軽量化を極限まで追求。
・専用インテリア:セミアニリン・レザーのシートに、ブルーのアクセントが映える。
・カーボンセラミックブレーキ:ブレンボ製の高性能システムを標準装備。
心臓部には6.2リッターV8スーパーチャージャーエンジンを搭載。スペック上の数値こそ不変だが、完成されたパワーユニットを最高級のディテールで彩る、贅沢の極みと言える。
BMW M5を超える価格設定。選ぶべきは「こだわり」の追求だ
パッケージ適用時の総額は約12万5,000ドルに達し、ライバルであるBMW M5のベース価格を凌駕する。
だが、これを「割高」と切り捨てるのは早計だ。世界でわずか200台という限定生産枠は、リセールバリューやストリートでの存在感を考慮すれば、極めて妥当な投資である。ドイツ車勢には決して真似できない「アメリカン・マッスルの誇り」を体現した、特別なステータスシンボルなのだ。
Review
2026年型CT5-V Blackwing “Deep Ocean Package”は、圧倒的なパワーと、他を寄せ付けない個性を兼ね備えた唯一無二の存在である。
400万円の追加費用は、単なるオプション代ではない。「200分の1」という称号と、深海の青に包まれたV8の咆哮を独占するための通行証だ。この価値を理解できる者だけが、ハンドルを握る資格を得る。
引用元:https://www.caranddriver.com/news/a70175069/2026-cadillac-ct5-v-blackwing-deep-ocean-package-price/







