≪ 仏の顔も三度 ≫
意味としては
・ どのようなに寛容な人でも
理不尽な行為や無礼を何度も繰り返されると、最後には怒ってしまうことのたとえです。
・ 相手の寛容な態度に甘えて、同じ過ちを繰り返さないように
相手を敬うべきだという教えが込められています。
( Google AI による概要 より)
前回で完結したかと思えた

1995年発売の ECD のアルバム 「ホームシック」 に収録されている
“ MASS 対 CORE Feat.You The Rock & Twigy ” を引き合いにした
記事の更新。
賢明な読者の方ならお気づきかと思うが
Common Sense “ I Used to Love H.E.R. ” の三部作同様
“ MASS 対 CORE ” 三部作としてお送りする事にした。
もはや暗記できるのではないかと思うくらい繰り返しているが
この作品は1995年に発売されている
筆者が17歳ぐらいの頃だ
発売当時の筆者は
もしかしたら マス 側だったのかもしれない
正確に書き記すならその頃の筆者は
海外産の HIPHOP の CD を買い漁っている時期で
国産の HIPHOP は
友人達がカラオケでふざけて歌う M.C.A・T や
女子を交えてマイクリレー気分を味わいたい “ DA.YO.NE ” を横目に
上っ面の国産 HIPHOP だけを聞いて嫌悪感を抱いていた。
オザケンは渋谷系という謎めいたジャンルも併用していたので
嫌悪感はなくとも “ 今夜はブギーバック ” は本人歌唱よりも
友人達がカラオケしているのを聞いて覚えたのが正直なところだ。
それに smooth rap バージョンに出会うのはもう少し年を重ねてからでもあった
さらに言えば 電気グルーヴ も RAP のジャンルの棚に CD が並べられていたし
メデイアも スチャダラ と同じ括りでの扱いだった
記憶をさかのぼれば
たぶん初めて買った国産 HIPHOP の CD はベタながら
“ 人間発電所 ” か “ 手のひらを太陽に ” だったと思う。
18歳になった頃には
それなりに国産 HIPHOP も漁り始めていたと思うが
ECD まではまだ遠かった。
今思うと不思議だが 2 MC 以上のグループ系ばかり買っていた気がする
ソロ MC は ZEEBRA のソロが初めてかもしれない。
まぁ、それもギドラからのソロなので
ソロアーティストとは思っていなかったのかもしれない。
もちろん
漁り始めた コア な国産 HIPHOP は
M.C.A・T や “ DA.YO.NE ” には感じなかった興奮と衝撃を
感じたことは覚えている。
だが同時に
モテなそうと純粋に思った。
しかしそれが コア なんだと思う
コア なんだから マス に受けるようなモテ度は要らないのだから
モテそうで言えば M.C.A・T に軍配が上がってしかるべきだ。
もちろん
まだ許容範囲も世への見分も狭い上に
音楽をムード作りや自分の趣味の名刺代わりの一部に使い
女子にこんな曲(ジャンル)を聴いている男と思われたい等々
煩悩しかない男子校通いの若造が思った事だ
だが
確実に今のような華々しさは皆無だったろう
初めて買ったであろう上記の
マキシシングルのジャケから想像はしてもらえると思う


そしてそんな印象を持ちながらも出会う事になる

「 さんぴんキャンプ 」 の VHS 版の発売だ
1996年12月4日に発売された
老害世代には絶対的なバイブルとなった映像&ライブイベントの作品だ
個人的には国産 HIPHOP への熱量が
「 さんぴんキャンプ 」 を観る前と観た後に分けられる
歴史的な分岐点となる作品だ
そこに収録されている
“ MASS 対 CORE ” の
タワレコでのライブ映像で筆者は初めて聞いた
もちろん
モテなそうに変わりは無い
そして
筆者が今も心に刻んでいることが一つある
「 さんぴんキャンプ 」の VHS を買ったのは
発売から間もない
ゆっくりと12月のあかりが灯りはじめた
夜勤明けの大宮の HMV だった
当時の彼女が
一緒に行ったスノボーで腕を骨折して
自宅で療養中だった
その為
夜勤明けにお見舞いに行くのが日課だった
慌ただしく踊る街を HMV の袋に入った
「 さんぴんキャンプ 」 を小脇に抱え
家へと少し急いだ筆者はひとりで幸せだった
そう
そこまでは幸せだった
買ってきたからちょっと再生してみようかなんて
TSUTAYA でラブロマンス物を借りてきたみたいなノリで
一緒に見始めてからは地獄だった
当時彼女が愛聴していたのは
スピッツやジュディマリに奥田民生だった
もちろん
スピッツやジュディマリに奥田民生
そして彼女には微塵の罪もない
HIPHOP が好きな筆者ですら
モテなそうと想い感じた国産 HIPHOP に漂う雰囲気
あの雰囲気をスピッツやジュディマリに奥田民生を愛聴している
当時の彼女の目にはどのように映るのか
今考えただけでも
何故だがわからずに泣けてきた
逆に言えば
それぐらい コア だった
あの 「 さんぴんキャンプ 」 はやはり コア なのだ
ただ
本当に一人で観るベキだった
スピッツやジュディマリに奥田民生を愛聴する
骨折療養中の彼女を横に観るものではないと
気付くベキだった
せめて
” 大怪我 ” で止めておくベキだった
そして
そんな空気を感じ取った後は
彼女を直視する事も出来ずに虚ろに画面を観ている筆者がいた
部屋にはただ静かに “ バスドラ発 ~ スネア行 ” が流れていた。
もしまだ観たことがないのならば
絶対に見るべきだと思う。
ただ
back number のファンと言う彼女とは
一緒に観ない方が良いとか言っとく
この コア な作品を
幸せそうな顔で観る為の 『案とヒント』 として
個人的には
今でも Rino ( LATINA Ⅱ ) はステージに出てくるときに
口笛を吹いて出てくると信じ続けている事は追記しておこう







