2 月 26 日は
桑田佳祐氏の誕生日だった。
この記事が
世に出る事には
既に古希を迎え満 70 才となる。
以前 『 紅白歌合戦 』 の記事にて
“ 第 76 回なんて
齢 76 才みたいなもの
そんな高齢者に向かって
時代遅れだとか言うな。
街中の 76 才が KingGnu と
英語を見せられて読めるはずはない。 “ と
書いている。
もちろん
音楽業界に身を置き
現役で活動する 70 才と
路上で静止画のように
紙煙草を燻らせる 70才を
比較してはいけない。
筆者が小さき頃
70 才なんてほぼゾンビに見えた。
もう 70 を超えたら
80 だろうが 99 でも
一緒のゾンビにしか見えなかった。
しかし
もうそんな時代ではないのかもしれない
さすがに
この記事を
70 超えの高齢者が
読んでいるとは思えないが
筆者の人生において
高齢者への敬意が足りなかった事は
この場を借りてお詫びしたい。
そして
人生の先輩の足跡からも
謙虚に学ぶ姿勢と敬意を示し
この記事を書いている。
2 月 26 日の
桑田佳祐氏の誕生日から
更にさかのぼり
2025 年末
12 月 27 日に放送された
桑田佳祐氏のラジオ内で
こんな発表があった。
≪ 桑田佳祐が選ぶ
2025 年邦楽ベスト 20 ≫


便宜上の順位ではるが
桑田佳祐氏の視点で
2025 年を彩った
邦楽の魅力的な楽曲が
独自の順位で紹介された。
100曲以上の候補曲から
選出されたらしいが
純粋に凄さを感じる。
桑田佳祐氏の趣味・趣向に
多少の大人の事情も含んだとしても
ここまでフラットに音楽を聴く耳
かつ
ベテラン・若手の境もなく
この幅広さは圧巻だ。
もちろん
桑田佳祐氏と並べて語るなど
おこがましいにも程があるが
それでも
筆者の器の小ささを痛感させられた。
趣味・趣向に
偏見と意固地を上塗りし
ただただスナックで披露したい曲を
掘り下げてきた筆者を殴ってやりたい。
個人的興味として
このベスト 20 を見て
全曲知っている方は
どれくらいいるのだろう。
正直筆者は
半分以上未聴だ。
もちろん
スナックでも披露は出来ないだろう。
筆者は
HIPHOP が好きと言って
HIPHOP だけ聞く人間を
信用していない。
HIPHOP が好きだからこそ
様々な音楽に触れて欲しいし触れたい。
だからこそ
このベスト 20 の大半を未聴という事が
非常に悔しいのだ。
たぶんこれが
街中の女子高生ベスト 20 や
TikTok で再生回数なんたら程度なら
そこまで悔しくはない。
そこにも名曲はあると思うが
あくまでも消費の対象にしか見えないから
筆者としては
そこで出会えて終わりで良い場合が多い。
やはり
桑田佳祐氏が選んだと言われると
筆者への重みが違う。
折角の機会なので
このベスト 20 発表時に
・歌手名すら初耳
・歌手名は聞いたことがあるが
楽曲は聞いたことが無い
かつ
気になる楽曲をピックアップした。
さらさ
“ Thinking of You “
十明
“ GRAY ”
ハク。
“ 奥二重で見る ”
スーパー登山部
“ 燕 ”
Natsudaidai
“ Tasting ! “
いざ
聴いてみたら
邦楽の懐の深さにも驚いた。
スナックで誰かが歌うものなら
間違いなく
恋に落ちるし
酒のあおり方も変わってくる。
そして
発表時に二度見するくらい
驚いた楽曲がある。
ZORN
“ 戦争と少女 ”
筆者は
ZORN をこの楽曲に出会うまで
触れたことが無かった。
もちろん
ZORN よりも
Nujabes が遺した楽曲 “ reflection eternal ” 使い
かつ
同氏主宰レーベル
Hydeout Productions 全面協力の元
制作されたと言う
前情報に飛びついたわけだ。
それは
当然
耳を貸すベキ案件だ
賛否両論あるだろうが
筆者の第一印象は
「 なんでこんな事するのかな・・」 だ
たぶん
Nujabes に思い入れがある人間は
大半がこう思うだろ。
それくらい
Nujabes は偉大だった。
Nujabes が世に送り出す楽曲を
リアルタイムで体感した人は
HIPHOP というもので
日本産発世界が見えた奇跡的な時代を
過ごしたと言っても過言ではない。
申し訳ないが
ZORN < Nujabes は
我々の世代なら仕方が無いことだ。
そして
ZORN 側としても
それが大きな壁として立ちはだかるのは
容易に想像が出来る。
ここからは
筆者の想像及び偏見だが
“ reflection eternal ” 使いで
安直な RAP を
乗せるわけにはいかないだろう
ただでさえ大きな壁に手を出している
それこそ
壮大なテーマが必要になる。
壮大なテーマで “ 戦争 ” は安直だと思う
そして
卑怯だとも思う。
“ 戦争 ” を知らない我々が
そのテーマに
どうこう評価するのは
どこかタブーのように感じてしまう。
良くも悪くも
外野を黙らせるには
充分なテーマだ。
そして
筆者は何度か楽曲を聴く事で
一つの結論に達した。
その壮大なテーマに対して
どこか
『 火垂るの墓 』 という既視感
この楽曲の世界観が
『 火垂るの墓 』 と重なるのだ。
これは
筆者だけかもしれない。
それでも筆者の中で
急に壮大感が減少したのは確かだ。
いつしか筆者の中で
スナックで披露は出来ないが
知り合いのカラオケバーなら
泥酔度によっては
歌いだす可能性があることは
この 『 火垂るの墓 』 効果な事も
一つの要因だろう。
RAP と POPS 表現方法は違えど
桑田佳祐氏も過去
“ 戦争 ” をテーマにした楽曲を
発表している
それはテーマの壮大感を残しつつ
口を出すなど憚れる世界観だ。
そんな桑田佳祐氏の趣味趣向に
引っかかったからこそ
この “ 戦争と少女 ” は
選出されたと思う
この事態は HIPHOP としても
素直に喜ぶベキ事だと思う。
まだまだ
人生の先輩の足跡から学び
その聴く耳に尊敬と
我々が学ぶベキ多き事の
『 案とヒント 』 として
余談ではあるが
ZORN 氏が
“ 戦争と少女 ” で
Nujabes の楽曲にオフィシャルで
日本語の RAP が
初起用された人なのに
次にリリースしたのが
“ 地元 LOVE feat. 後藤真希 ”
“ 戦争と少女 ” の次に
これを持ってくるふり幅と
今回のネタが
Mary J. Blige “ Love feat. Method Man ”
( ATCQ “ HOT SEX ” とも言えるけど)
この二曲でしか ZORN を
知らない筆者ではあるが
いろんな意味ですげぇ奴だなと
思った事は追記しておこう。