筆者は
ネタの話をする一般人には
なりたくないと思っていた。
そもそも
ファンクだソウルだジャズだと
縁もゆかりもない
歌手名に曲名
当然表記が英語だ。
そんなの
頭に入ってこないし
いちいち
曲を聴いては
「 これ ○○ 使いだ 」 とか
「 これ ○○ と同ネタっしょ 」 みたいな事を
口に出すやつの
頭の容量が見てみたい。
50 歩譲って
余程の大ネタや使いまわされた曲とか
なにか思い入れがある曲なら
時折口を滑らすくらいは許そう。
だが
筆者は
HIPHOP の曲名すら
既にパッと出て来ない。
あれだけ好きだった
Public Enemy の
ダンス担当チームの名前すら
出て来なくなった。
だから
HIPHOP の
歌手名や曲名に追加で
ネタ元の歌手名や曲名まで
頭に入れ
それで
会話が出来るやつが
信じられない。
同様に
一番好きなラッパー誰?って
聞いて
Kool Keith って即答するやつも
信じられない。
なぜ?っと思う。
いや
いいんだよ。
別にその趣味を
疑っているわけでは無い。
Kool Keith も素晴らしい変態だ。
だが
そんなピンとくる?
別に
Kool Keith 限定な訳でなく
別に
Akinyele でも
Company Flow でも
いいのだが
本当に一番か?
いや
好きだよ
皆好きだよ。
Kool Keith も Akinyele も
Company Flow を嫌いなやつはいない。
でも
言われた方が
「 あ~あの曲の! 」 とか
「 何枚目のアルバムの頃? 」 とか
なりますか?
大体が
言われた方は
戸惑いを見せると思う。
つまりベタでいいのだ。
一番好きなラッパー誰?って
聞く方も
そんな
激し目の自己主張は求めていない。
その
返しには
「 通だね~ 」 とか
“ 言われたい待ち ” の
したり顔が浮かんでいると思うと
筆者は
想像するだけで
赤子の目をくり抜きたくなる。
だから
筆者はそうはなりたくないと
思い願い
生きてきた。
以前に
朝活でつまみにした
1996 年 12 月 15 日発行
『 FRONT 』 の
こぼれ話回となるのだが
ー Vol.32 ー 参照
誌面で音楽の話
文字で音を伝える作業
時折
ピンと来ない。
読んでいて
? が浮かぶ事もある。
筆者は
そんな苦い思い出は
数多く存在する。
もちろん
書き手側の表現に
読者側の下地となる知識。
両方が合致して
その時
文字が音になる。
筆者に
下地となる知識が
不足している為とは言え
書き手側もプロであれば
それで甘んじるわけにはいかない。
大変に難しい事なのだ。
一番好きなラッパーが
Kool Keith と言われた方が
まだ楽かもしれない。
前述の
『 FRONT 』 誌内にて
このような特集ページがあった。

【 進化を遂げていく “ ヒップホップ R&B ” 】
聴く楽しみが倍増する
背景にヒップホップが感じられる
R&B の主要作品リスト
当時
ヒップホップのトラックを使った
R&B というのが爆発的に
目につく頃だった。
前回の
加藤ミリヤ
“ 夜空 ” や
MAZZEL
“ Get Up And Dance ” 的な
感じだ。
同ネタといえば
同ネタなのだが
ちょっと見にくいかと思うが
誌面では
元ネタ → ネタ使いの楽曲と
紹介されている。
そして
アナログ盤も目立つ。

まさしく
文字で音を伝える作業と
読者側の下地となる知識を
要するのだ。
対談形式で
紹介はされているので
背景や使い方など
説明されている箇所もある。
だが
当時の筆者は
アナログは別世界物語。
R&B はエロいもの。
今と同じく
凝り固まった頭で視野の狭い
筆者は
盤が見えたら
流し読みだった。
時は流れ
文明の進化で
文字と音のリンクは安直になった。
誌面より
ごく一部の一部を抜粋する。
加藤ミリヤ
“ 夜空 ” 程のまんま使いではなく
“ 背景にヒップホップが感じられる ”
この一文に尽きる選曲。
EPMD
“ You Gots To Chill ”
↓
Tha Truth
“ Red Lights “
Busta Rhymes
“ Woo Hah!! Got You All In Check ”
↓
Faith Evans
“ I Just Can’t ”
Jay-Z
“ Dead Presidents ”
↓
Monica
“ Missing You ”
Redman/Method Man
“ How High “
↓
Cover Girls
“ I Am Woman ”
Nas
“ Represent ”
↓
Mona Lisa
“ Sweet Memories ”
Jeru The Damaja
“ Come Clean ”
↓
Missjones
“ Don’t Front ”
Black Moon
“ How Many Emcees “
↓
Joya
“ I Like ”
Black Moon
“ Who Got The Props “
↓
Usher
“ Think Of You ”
現代ならば
以上のように
聴き比べる術があり
文字も音も一度に手に入る。
頭の中で
加藤浩次が
吼え続けていた。
「 あたりまえじゃねーからな 」
その通りだ。
冒頭で伝えた通り
筆者は
ネタの話をする一般人には
なりたくないと思っている。
ここ数回
また時折
ネタに関する記事が続いた。
今後もあるかもしれない。
だが
筆者が伝えたいのは
ネタの使い方がどーとかではない。
こんな風に作られていたり
こんな楽しみ方もあったり
こんな時代もあったのだ。
そして
情報の伝わり方に伝え方。
あの頃と今。
何度も
加藤浩次が
吼え続けている。
「 あたりまえじゃねーからな 」
ごもっともだ。
今に繋がるまで
多数の紆余曲折に試行錯誤
志半ばで倒れた者
その屍の上を歩き続けた者
そして
これからも続くのだ。
まだ戦いは始まったばかりだ。
本日も
足跡からも謙虚に学び
下地となる知識の
『 案とヒント 』 として。
余談ではあるが
加藤浩次その他の咆哮の時や
久しぶりに
『 めちゃ×2 イケてるッ! 』 を
見なおしたい方は FOD
そして
ドラマ
『 わたしの相殺日記 』 の
見逃し配信は
U-NEXT で
こちらも引き続き
追記しておこう。
2026.07.22