常々に繰り返される
“ マス対コア ” の長き戦い。
そしてそれは
“ 見栄と自尊心 ” の戦いでもある。
筆者が常々
警鐘を鳴らし問う今日。
前回
“ 心のモヤが晴れた感じだ。
全ては
菊池 姫奈 さんの
『 ひなでぃぐ。 』 と
RHYMESTER 宇多丸 さんのコラム
『 B-BOYIZM 』が
筆者に教えてくれたのだ。 ” と記した。
それに間違いは無い。
ただ一つ
筆者のモヤとして
晴れていないのがあった。
“ 「 アングラなHIPHOP 教えて 」 と
呟けば
快くアングラな HIPHOP が返ってくる。 ”
現代ならではの情報共有だし
事実
よく目にする光景だ。
しかし
その問いに対しての
答えで
YouTube や音楽配信先の
リンクが貼ってある場合がある。
配信されている時点で
アングラじゃなくね?と
思ってしまう時がある。
もちろん
アナログ思考な老害の思考であって
現代人からすれば
「 はぁ? 」 な話で
きっと筆者も
ここ以外で口外する事は無いだろう。
逆に
“ ○○年に発売された MixTape で
A 面の 18分42秒 から流れる曲なんだけど
曲目も分かんないけど超アングラだよ ” とか
答えられてもやはり嫌だ。
だが
筆者の時代は
レコード一枚発売して
その後音沙汰もなく
この時代でもネットで探し当てられず
未だに埋もれているのが
アングラと称賛される一曲でもあると
ご理解頂きたい。
これも全て
“ 見栄と自尊心 ” が
引き起こす闇である。
そんな
“ 見栄と自尊心 ” を打ち砕くグループが
Beastie Boys である。
過去に
“ 一番好きなラッパー誰?って ” 話があった。
そんな際に
名盤ディスクガイドや
歴史を振り返っても
その功績と実力から
必ず名前は出るグループでもある。
ただ如何せん
なんとなく
HIPHOP というアイコンにもされがちで
T-SHIRTS やらグッズ類のモチーフ
他にも
どこぞのブランドがコレボ的に云々で
引っ張り出される印象はある。
愛されてはいるが
一番とは宣言しにくい。
なんか
絵になる雰囲気を持つ
Beastie Boys といった感じで
コア層 には敬遠されがちなのかもしれない。
だが
それで言えば
古着ブームの影響か
デザイン性で
DE LA SOUL モチーフ
他にも
WU-TANG や A Tribe Called Quest に
Public Enemy も
ロゴなどで目にする機会は多いし
引っ張り出される面子だ。
他にも
長年のカリスマ性から
2 PAC やEminem 等々
HIPHOP という
アイコンに使われるアーティストは多い。
もちろん
筆者の
凝り固まった趣向で
目に入ってくる感触での話だ。
その上で
好きなアーティストが
2 PAC やら WU-TANG という
声は聞くのに
「 Beastie Boys 好きぃー 」 って声が
少なすぎるのではないか。
多くいるグループの一組。
当然
活動が終了しているのは大きい。
それでも
現代なら目にする機会は充分にある。
今こそ
見栄を捨て自尊心のままに
Beastie Boys が好きと叫ぶ時なのだ。
今こそ
Beastie Boys の魅力を語る時なのだ。
筆者と Beastie Boys の出会いは
高校 2 年ぐらいの頃だと思う。
ただ
残念な事に
最初の出会いは最悪だった。
普通科のサーファーが
Beastie Boys
『 Some Old Bullshit 』 を
学校に持ってきて CD ウォークマンで
聴いていた。
もちろん
サーファーは HIPHOP を聴かない。
当然
Beastie Boys は HIPHOP ではない。と
筆者は当時判断した。
それから
数年経過する中で
筆者が手にした
名盤ディスクガイドでは
当然
Beastie Boys
『 Licensed To Ill 』 が掲載されている。
ヒップホップ作品としては
初めて全米アルバム・チャートの首位を飾り
歴史を作った一枚として紹介され
当時の Def Jam の勢いも象徴している。
だが
この一枚で Def Jam を離れた。
幾度となく目の前に現れる
Beastie Boys
『 Licensed To Ill 』
だが
筆者はこのアルバムを聴かなかった。
そして
今でも聴いていない。
名盤ディスクガイドの薦めぐらいで
筆者の
“ サーファーは HIPHOP を聴かない。 ” 論を
超える事は出来なかったし
心の中で
「 どうせ Def Jam の
ロック取り入れました。どうでしょう? 」 程度だと
高をくくっていた。
名盤ディスクガイドを
読み漁る時期の頃までに Def Jam には
充分にお世話になっていたし
その辺は卒業しているつもりだった。
そして
ビジュアル面で目にする事が多い印象の
Beastie Boys
『 Check Your Head 』
非常に絵になる。
語弊があるかもしれないが
白人ならではのスマートさがある。
この年になって
「 HIPHOP は黒人以外ダメだよ 」 とは
言わないし思ってもいない。
ただ
黒人文化として
黒人の理不尽な差別への武器だ。
白人の ROCK
それは黒人の HIPHOP だ。
そんな認識の時期もあったし
それへの敬意や
歴史は確実にある。
だから
白人がする HIPHOP を
嘲笑する時代も逆にあった。
≪ 次回に続く ≫
2026.10.02