【案とコント】Beastie Boys が好きだと叫びたい② – Vol.42 –

FEATURE

【案とコント】Beastie Boys が好きだと叫びたい② – Vol.42 –

≪ 前回からの続き ≫

だから

白人がする HIPHOP を

嘲笑する時代も逆にあった。

 

 

 

 

 

 

 

売り方の問題もあるが

どこかアホなのだ。

アホに見えるように

売り込まれていると言っても

過言ではない。

どこか嘲笑される雰囲気を

押し出しているのだ。

 

 

 

まさしく代表的な例の

Vanilla Ice

 

もちろん

売れはした。

でも

アホだ。

 

 

 

Beastie Boys に続いて

名を上げた白人グループの

3rd Bass にもボッコボッコにされていた。

3rd Bass
“ Pop Goes the Weasel ”

 

 

話はずれるが

3rd Bass は他にも

MC Hammer も Dis の対象として

商業路線主義を叩く傾向があった。

 

3rd Bass
“ The Gas Face ”

 

 

今なら

炎上商法 ・ 売名行為 と

言われてしまいそうだが

実弾の飛ばないマイクを通しての抗争は

時に浄化作用となることがあり

これはこれで必要な歴史であったと思う。

 

 

 

 

 

 

人種・国籍で話をする気はないが

黒人文化に飛び込んだ白人が

そこで勝ち上がるのはアホの差だ。

 

 

大事な事は

“ 作り込まれたアホ ” と

“ 好きで楽しくてたまらないアホォゥ ” の差

 

もう

イントネーションが違う。

アホ と アホォゥ。

この呼び方への愛情の入り具合の違いが

伝わるだろうか。

 

 

 

この

アホォゥ のカッコよさの体現者が

Beastie Boys だ。

決して

多くいるグループの一組。ではない。

特別な アホォゥ なのだ。

 

 

 

 

筆者は

CDからレコード購入に移り変わった。

当時は

レコードをアルバム ( LP ) で

買う事などまず無かった。

レコードはシングル ( EP ) が

暗黙の鉄板ルールだった。

 

 

それでも

2 枚だけ

CD アルバムと

レコードの LP 両方で持っている盤がある。

 

 

ILLMARIACHI
『 THA MASTA BLUSTA 』 と

 

Beastie Boys
『 Ill Communication 』 である。

 

 

もちろん先に

CD で購入済みではあるのだが

この 2 枚は LP でも迷わず購入した。

 

 

今この記事を書きながら

改めて CD の良き点を思い出した。

 

 

筆者が

Beastie Boys で

最初に度肝を抜かれたのは

曲でも白人だからでもなく

この

『 Ill Communication 』 の

ブックレット内の掲載写真で

レコーディング風景が映されているのだが

そこに

ウッドベースを演奏している姿が

掲載されていたのが最初の衝撃だった。

 

 

 

「 HIPHOP にウッドベースって使うの?!
え?何?楽器弾けんの? 」

 

 

 

この時の筆者の頭には

普通科のサーファーが持ってきていた

Beastie Boys
『 Some Old Bullshit 』 の

Beastie Boys は HIPHOP ではない。論は

すっかり抜けていた。

 

 

HIPHOP 信者は

基本

楽器・生音に弱い。

当然

楽器が扱える方に頭が上がらない。

だから必ず

この衝撃に打ちのめされるのだ。

 

 

これは

CD という媒体で

ブックレットがあったからこそ

知ることが出来て

感動を与えてもらったと思う。

Beastie Boys と同じように

CD という媒体にも改めて感謝である。

 

 

 

 

そして

HIPHOP を聴き始めてから

今でも好きな曲として

5 本の指にはいるのが

このアルバムに収録されている

 

 

Beastie Boys
“ Sure Shot ”

 

 

初めて聴いた時は

イントロ、ラップ、アウトロまで

一曲どこを切り取っても

腰が砕けていた事を思い出します。

 

当時聴いていた

筆者の作品群に比べ

あのフルートのループも

声に掛けるあの効果も衝撃的で

ラジカセに向って泣き叫び

拳を突き上げていたあの頃。

 

 

 

世間的には

同アルバムからは

“ Sabotage ” の方が

有名・人気なのでしょうか?

 

 

“ Sabotage ” の MV でも

お分かりいただけるように

“ 好きで楽しくてたまらないアホォゥ ”

なのです。

 

筆者の肌感的には

日本に置き換えると

スチャダラパー に近い感覚で

肩ひじ張らずに

良い意味で アホォゥ を

楽しめるグループ。

 

 

高いレベルなのに

飄々とこなしているが故

その代償・見返りが正当な評価とならず

そこに

“ 見栄と自尊心 ” とが絡み合い

一番好きなグループと声を上げるのが

躊躇われてしまう。

 

 

 

非常にもったいなく

失礼な話である。

 

 

 

ちなみに

2012 年に活動停止となった

Beastie Boys だが

ソロプロジェクトとして

Mike D が 2026 年 8 月から

自身のバンド 「 Mike D 5D 」 名義で

本格的に音楽活動を再開した。

Mike D 5D
『 Thank You 』

 

 

 

 

今こそ

見栄を捨て自尊心のままに

Beastie Boys が好きだ と叫ぶべき時だと

これでお分かり頂けただろうか。

 

 

 

最後に

気持ちのいい アホォゥ をもう一つ

Beastie Boys
“ Ch-Check It Out ”

 

 

Mix でお試し感覚で振り返る様に

 

 

 

 

 

 

今後も

周りの声に押しつぶされない

俺たちだけに聞こえる特殊な電波を

大きな声で言える

『 案とコント 』 として

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ではあるが

お試し感覚で振り返る用の

Mix 内で久しぶりに聞いたのですが

Beastie Boys
『 Ill Communication 』 収録の

“ Get It Together ” Feat. Q-Tip 兄さん

これまた好きだわ

Q-Tip 兄さんのこっち側 Ver が

本当にセクシーだと

追記しておこう。

2026.10.02

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