【案とヒント】シティポップを聴きながら② – Vol.44 –

FEATURE

【案とヒント】シティポップを聴きながら② – Vol.44 –

≪ 前回からの続き ≫

それに呼応するように

筆者にも一つのブームが訪れた。

 

 

 

 

「 ちょっと重めの歌謡曲 」 ブームだ。

 

 

 

筆者は

ブームが好きだ。

 

 

むしろ

そこそこのミーハーだ。

 

 

今回のシティポップ再燃で

目立ったのは

竹内まりや
“ プラスティック・ラヴ ” や

 

松原みき
“ 真夜中のドア~stay with me ” に

 

杏里
“ 悲しみがとまらない ” 辺りだろうか

 

 

ただ

前回記している通り

再燃と言う言葉を使う程

そのアーティスト自体を

忘れ去ってはいない事も多いのだ。

 

 

竹内まりや には

“ カムフラージュ ”

“ 純愛ラプソディ ”

“ 今夜はHearty Party ”

 

杏里 だって

“ CAT’S EYE ”

“ オリビアを聴きながら ”

 

なにかと

耳にする機会は多いし

馴染み深いのだ。

 

 

正直

人生で

シティポップも

J-POP も区切った覚えもない

シティポップ と後から言われれば

「 なるほどな 」 と思うぐらいだ。

 

 

 

ただ

ブームの良い所は

ブームに浮かれたアホの様に

筆者でも

杏里 の “ 悲しみがとまらない ” を

スナックで酔いに任せて歌えるのだ。

 

 

しょうがない

ブームなのだから

 

 

なにしろ

ブームが好きなのだから

 

 

ただの

ブームに便乗するアホなのだから

 

 

これに味を占めた結果

偏った音楽と穿った聴き方の結晶が

「 ちょっと重めの歌謡曲 」 ブームだ。

 

 

 

当初は

シティポップを

ちょっと掘ろうかな程度だった。

スナックで年配層に受けそうだし

もちろん

ブームだし。

 

 

 

でも

シティポップも

J-POP も区切った覚えもないし

掘るも何も

結局アーティスト縛りになるのか

 

 

 

それなら

歌謡曲だ。

 

 

 

行きつく先は簡単だった。

 

 

ただ

シティポップという島を探すはずが

歌謡曲という大海原に出てしまった。

 

 

 

そして

シティポップと歌謡曲に

ちょっとした共通点を見出した。

 

 

けっこう

歌詞が重い。

奇麗事よりも情景描写重視というか

主人公の立ち位置が明白なのだ。

これは

筆者のシティポップへの

接し方が悪かったのかもしれない。

 

 

だが

時代背景として

ちょうど歌謡曲が多様化を向かえる

1970 年代から 1980 年代に

シティポップが誕生しているから

同時期の作品ではあるので

必然と言えば必然だ。

開き直れば

シティポップ か 歌謡曲 なのか

そんな線引きは

こちら側の判断でいくらにでもなる。

 

 

 

そんなわけで

世が

何度目かのシティポップ 再評価に

突入したころ

筆者は

「 ちょっと重めの歌謡曲 」 ブームが

到来した。

 

 

 

 

正直

シティポップの正解は分からない。

王道を聴いても

誰かがそういえばそうなるのか

松原みき の “ 真夜中のドア~stay with me ” を

シティポップというが

松田聖子 の “ 青い珊瑚礁 ” は

シティポップ と言えないのか

 

CITY POP on VINYL で販売されている

レコード群を見ても

「 あ、この曲もそう言えるんだ 」 と

思ってしまう曲もあった。

 

 

もちろんまだ旅の途中だ。

正解なんて無いのかも知れない。

正解が分かってもそっかと思うだけかもしれない。

気が付けば次の

違うブームに踊らされるのかもしれない。

 

 

それでも

自分なりの判断基準と

自分なりの疑問を持てた事は

シティポップや歌謡曲と向き合えた

結果だと思う。

 

 

気にはなっていたが

まだ聴かずにいる方には

2022年に出版された

著:柴崎裕二 氏
『 シティポップとは何か? 』 や

 

 

2026 年 9 月 23 日にリリースされたばかりの

コンピレーションアルバム
『 TOKYO CITY POP -New Standard- 』

などから始めてみてはいかがだろうか。

 

 

ちなみに

「 TOKYO CITY POP -New Standard- 」 収録の

亜蘭 知子
“ Midnight Pretenders ”

 

 

 

この曲をサンプリングして

むしろ

マンマ使いして

2022年に発表されたのが

The Weeknd
“ Out Of Time ”

 

 

更に

来日公演の際に

歌い手であり作詞者でもある

亜蘭 知子 本人が参加し

実際にスタジオで共同制作したのが

The Weeknd
“ Out Of Time  ( with亜蘭知子 ) ”

 

 

せっかくなら

日本のアーティストに

こうしてシティポップを

サンプリングして作品を作って

もらいたいが

ちょっと危険な気がしてしまうのは

筆者だけではないはずだ。

【案とヒント】全身ぜんれい目指していく way – Vol.33 –

 

 

 

 

 

ちなみに

筆者が

歌謡曲の勉強に使わせて頂いたのが

 

 

歌謡曲と言えど

筆者的には充分シティポップの

中原理恵
“ 東京ららばい ”

 

世間的にもシティポップの

泰葉
“ フライデーチャイナタウン ” も

上記の

MixCloud 内で聴けるので

お薦めです。

 

 

 

 

 

今後も

自分なりの判断基準と

自分なりの疑問を持つ為の

『 案とヒント 』 として

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ではあるが

ちょっとシティポップ感があり

歌手として認知度があり

その認知度がありながらも

世に知られていない名曲をスナックで歌い

年配常連客を唸らせたい筆者。

歌謡曲の大海原に飛び出した後

まだ披露したことは無いが

いつかスナックで披露したいと

夢見ている一曲がある。

それが

郷ひろみ
“ ハリウッド・スキャンダル ” だと

追記しておこう。

2026.10.15

  • line
  • facebook
  • twitter

PRODUCTS